「雨フェスって、レインコートを着れば寒くない?」
「レインウェアの下には何を着ればいい?」
「フリースやダウンを着たら、今度は暑くなったり蒸れたりしそう……」
雨の日の野外フェスでは、雨を防ぐだけでなく、寒さへの備えも必要になることがあります。
ただし、雨フェスの防寒は「気温が低いから厚着する」と考えるだけでは十分ではありません。
同じ気温でも、雨が強い日と小雨の日、風がある日とない日では寒さの感じ方が変わります。また、昼だけ参加する場合と朝から夜まで参加する場合でも、必要な防寒着は違ってきます。
そこでこの記事では、「雨・地面・時間・気温・風」の5つの条件から、レインウェアの下に着る防寒着の選び方を解説します。
結論からいえば、雨フェスでは最初から厚着するのではなく、必要に応じて脱ぎ着できる防寒着をレインウェアの下に重ねるのがおすすめです。
なお、レインウェアや靴なども含めて雨フェス全体の服装を決めたい場合は、「雨フェスの服装|雨・気温・風・地面・時間で選ぶ基本ガイド」を参考にしてください。
この記事では、「レインウェアの下に何を着るか」に絞って解説します。
- 雨フェスで寒いときの服装は「防寒着+レインウェア」が基本
- 雨フェスの防寒着は「雨・地面・時間・気温・風」で選ぶ
- 雨フェスの気温・天候別|防寒着の選び方早見表
- レインウェアの下に着る防寒着おすすめ4タイプ
- 雨フェス向け防寒着4タイプを比較|フリース・化繊・ダウンの違い
- 雨フェスの防寒着選びで失敗しない5つのチェックポイント
- 雨フェスの気温・時間帯別|レインウェアの重ね着例
- 都市部+小雨+昼間|Tシャツ・薄手長袖+レインウェア
- 雨+涼しい+夕方まで|薄手フリース+レインウェア
- 山間部+雨+夜まで|フリース・化繊+レインウェア
雨フェスで寒いときの服装は「防寒着+レインウェア」が基本

雨フェスで寒さが心配な場合は、防寒着とレインウェアの役割を分けて考えるのが基本です。
なぜなら、レインウェアの主な役割は雨や風を防ぐことであり、それだけで十分な保温性を確保できるとは限らないからです。
基本的な重ね着は、次のように考えると分かりやすくなります。
肌着・Tシャツなど
↓
フリースなどの防寒着
↓
レインウェア
それぞれの役割は異なります。
- 肌着・Tシャツなど:汗や肌の湿気への対応
- 防寒着:体温を逃がしにくくする
- レインウェア:雨や風を防ぐ
例えば、肌寒い日にTシャツの上からレインウェアだけを着ていると、雨は防げても寒く感じることがあります。
反対に、厚手の防寒着を着込みすぎると、会場を歩いているうちに暑くなり、レインウェアの中で汗をかいてしまうこともあります。
そのため雨フェスでは、「一番暖かい服を着る」のではなく、「必要な暖かさを重ね着で調整する」ことがポイントです。
レインウェアそのものの選び方については、別記事で詳しく解説しています。
雨フェスの防寒着は「雨・地面・時間・気温・風」で選ぶ

雨フェスの防寒着は、気温だけで決めないことが重要です。
同じ気温でも、雨の強さや風、参加時間、会場の状況によって寒さの感じ方が変わるためです。
ここでは、雨・地面・時間・気温・風の5条件から考えていきます。
①雨|雨の強さと降る時間から防寒着を選ぶ
まず確認したいのが、どの程度の雨が、どのくらい続くのかです。
小雨が短時間降る程度であれば、レインウェアの下に厚い防寒着まで必要ない場合があります。
一方、本降りが長時間続く場合は注意が必要です。
レインウェアを着ていても、
- 袖口などから雨が入り込む
- 着脱するときに衣類が濡れる
- レインウェア内部が蒸れる
- 長時間の雨で体が冷えてくる
といったことがあります。
例えば、暖かい時期の都市型フェスで一時的に小雨が降る程度なら、薄手の長袖などでも調整しやすいでしょう。
反対に、気温が低いうえに雨が長時間続く場合は、フリースや化繊の中間着などを追加できるようにしておくと安心です。
つまり雨については、「降るかどうか」だけでなく「強さと継続時間」まで確認するのがポイントです。
防寒着を着ていても、外側から雨が入り込んで濡れてしまうと体が冷えやすくなります。ポンチョ・レインコート・レインスーツのどれを選べばよいか迷っている方は、「雨フェスのレインウェアを5条件で選ぶ方法」**も確認してください。
②地面|雨フェスは待機時間と活動量による冷えにも注意
地面の状態は靴選びだけでなく、防寒を考えるときの判断材料にもなります。
理由は、地面の状態によって会場での過ごし方や活動量が変わるからです。
都市型フェスのように舗装された場所が多ければ、移動しやすく、歩いている時間が長くなることがあります。歩き続けていれば体が暖まりやすいため、防寒着を着込みすぎると暑く感じることもあります。
一方、
- 濡れた芝生
- 土
- ぬかるみ
- 山間部の不整地
などでは、座って休める場所が限られることがあります。
また、ステージ前などで長時間待機すると、歩いているときより活動量が落ちて寒く感じることがあります。
例えば、会場まで歩き続けているときはTシャツ+レインウェアで問題なくても、ステージ前で30分、1時間と待っているうちに寒くなることがあります。
そのため地面を見るときは、
「靴が汚れるか」だけでなく、「その環境でどのくらい動くのか・休憩できるのか」
まで考えておきましょう。
靴やぬかるみ対策については、雨フェス用の靴の記事で詳しく解説しています。
③時間|昼だけか夜までかで必要な防寒着が変わる
雨フェスでは、参加する時間の長さも防寒着選びに影響します。
特に注意したいのが、朝から夜まで開催されるフェスです。
昼間はそれほど寒くなくても、
昼
↓
夕方
↓
夜
と時間が進むにつれて気温が下がることがあります。
そのため、昼間の気温だけを見て服装を決めてしまうと、夜になってから寒さに困る可能性があります。
例えば昼間は、
Tシャツ+レインウェア
で快適だったとしても、夕方以降に気温が下がったら、
Tシャツ+フリース+レインウェア
へ変更するといった調整ができます。
逆に、夜の寒さを心配して昼間からフリースやダウンを着込むと、移動中に暑くなってしまうことがあります。
したがって、朝から夜まで参加するフェスでは、「最初から着る防寒着」ではなく「寒くなったら追加できる防寒着」として準備するのがおすすめです。
このため、長時間のフェスほど軽さや収納性も重要になります。
実体験|朝の雨に合わせて厚着したら、昼に暑くなりすぎた
朝から雨が降っていた野外イベントで、寒くなると思い厚着をして参加したことがあります。朝のうちは問題なかったのですが、昼頃に雨が上がると気温と湿度が上がり、一気に蒸し暑くなりました。
そのまま会場内を歩いていると汗が止まらなくなり、「朝の天候だけで一日分の服装を決めると失敗する」と実感しました。
それ以来、雨の日でも最初から防寒着を着込みすぎず、気温や雨の変化に合わせて脱ぎ着できる服装を意識しています。
④気温|雨フェスの防寒着を「○℃」だけで決めない
気温は重要ですが、気温だけで防寒着を決めるのはおすすめできません。
同じ10℃でも、晴れて風が弱い場合と、雨が降って風も吹いている場合では感じ方が異なるためです。
さらに、フェスでは活動量によっても変わります。
例えば、
- 会場内を歩き回る
- ライブ中に動く
- ステージ前で待つ
- 座って長時間見る
では、同じ気温でも必要な防寒量は違います。
そのため、
「10℃だからフリース」のように決めるのではなく、
気温+雨+風+活動量
を組み合わせて判断しましょう。
気温は、防寒着を決めるための「スタート地点」と考えると分かりやすくなります。
寒い雨の日は、上半身だけでなく濡れた靴や靴下から足元が冷えることもあります。本降りやぬかるみが予想される場合の靴選びは、「本降り・強風・ぬかるみの雨フェスで履く靴の選び方」も参考にしてください。
⑤風|雨+風が強い日は防風と保温を組み合わせる
風がある日は、レインウェアと防寒着を組み合わせて考えることが重要です。
風にさらされることで、同じ気温でも寒く感じることがあるからです。
特に、
- 海沿い
- 高原
- 山間部
- 周囲が開けた会場
などでは、風の影響も考えておきましょう。
この場合も「風があるから厚手の防寒着を着る」と単純に考える必要はありません。
基本的には、
防寒着で保温する
+
レインウェアで雨・風を防ぐ
と役割を分けます。
例えば、フリースだけでは風を通して寒く感じる状況でも、その上にレインウェアを着ることで風を直接受けにくくできます。
つまり風が強い日は、防寒着だけを厚くするのではなく、レインウェアとの組み合わせで考えることがポイントです。
夜まで滞在する場合や雨が長時間続く場合は、防寒着だけでなく、着替え・替え靴下・タオル・防水袋なども準備しておきたいところです。寒さ対策を含めて持ち物全体を確認したい方は、「雨フェスの持ち物を5条件から選ぶ方法」もあわせて確認してください。
雨フェスの気温・天候別|防寒着の選び方早見表
ここまでの5条件を組み合わせると、防寒着を選びやすくなります。
| 雨 | 地面 | 時間 | 気温 | 風 | 防寒着の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小雨 | 舗装 | 短時間 | 暖かい | 弱い | 薄手の長袖 |
| 雨 | 舗装 | 長時間 | 涼しい | 弱い | 薄手のフリース |
| 雨 | 芝・土 | 長時間 | 涼しい | あり | フリース |
| 本降り | 芝・土 | 長時間 | 寒い | あり | 保温性の高い中間着 |
| 雨 | 山間部 | 夜まで | 寒い | 強い | フリース・化繊など+レインウェア |
ただし、この表はあくまで目安です。
同じ条件でも、会場内を歩き続ける人とステージ前で長時間待つ人では必要な防寒量が異なります。
5条件を確認したうえで、最後に自分の活動量を加えて調整すると考えてください。
レインウェアの下に着る防寒着おすすめ4タイプ
5つの条件を確認したら、次は実際に何を着るか決めます。
雨フェスでは、暖かさだけでなく、薄さ・動きやすさ・収納性まで考えて防寒着を選ぶのがおすすめです。
薄手の長袖・ベースレイヤー|暖かい日や汗をかきやすい人向け
暖かめの日や小雨、短時間の参加なら、薄手の長袖から検討するとよいでしょう。
※ベースレイヤーとは、肌に近い位置に着る衣類のことです。一般的な長袖Tシャツでも対応できますが、雨フェスで長時間歩く場合は、汗を吸って乾きやすい機能性ベースレイヤーを選ぶと蒸れや汗冷えを抑えやすくなります。
必要以上に保温性を高めず、暑くなりすぎるのを防ぎやすいためです。
例えば、
- 比較的暖かい
- 小雨
- 風が弱い
- 短時間
- よく歩く
といった条件では、厚手のフリースやダウンでは暑く感じる可能性があります。
薄手の長袖なら収納もしやすく、脱いだ後も荷物になりにくいのがメリットです。
「少し肌寒い程度」であれば、まず薄手の長袖から考えてみましょう。
今回は、雨フェスでレインウェアと重ねて使うことを想定し、以下の基準で各商品を比較しています。
◎○△は商品の絶対的な性能ではなく、雨フェス用途を想定した相対評価です。
| 評価項目 | 評価基準の例 |
|---|---|
| 保温性 | 素材・中わた・生地厚・メーカー公式の用途説明などをもとに、雨フェスでの相対的な暖かさを評価 |
| 速乾性 | 素材特性やメーカー公式の吸汗速乾・乾燥性に関する説明をもとに評価 |
| 通気性 | 生地構造・通気設計・運動時向けかどうかをもとに評価 |
| 収納性 | 重量、パッカブル仕様、収納袋の有無、かさばりにくさをもとに評価 |
| 重ね着しやすさ | 生地厚、シルエット、ストレッチ性などからレインウェア下での使いやすさを評価 |
| 濡れへの対応 | 素材が濡れた場合の扱いやすさや、化繊・ダウンなど素材特性をもとに評価 |
雨フェスにおすすめのベースレイヤー3選
雨フェスでは、防寒着を重ねる前に肌に近い部分を汗で濡らしにくくすることも重要です。
特に会場内を長時間歩く場合は、Tシャツや肌着が汗で湿れ、その後に活動量が下がると寒く感じることがあります。
ベースレイヤーは「暖かくする服」というより、汗を処理して重ね着を快適にする土台として考えると分かりやすいでしょう。
| 商品 | 特徴 | 保温性 | 速乾性 | 汗対策 | おすすめ条件 |
| モンベル ジオライン L.W. | 薄手でオールラウンド | ○ | ◎ | ◎ | 移動が多い・軽い寒さ |
| Patagonia キャプリーン・ミッドウェイト | 保温性と速乾性のバランス | ○ | ◎ | ◎ | 涼しい・長時間 |
| THE NORTH FACE エクスペディションドライドット | 汗処理を重視 | ○ | ◎ | ◎ | 運動量が多い |
※◎○△は商品の絶対的な性能を示すものではなく、雨フェスでレインウェアの下に着る用途を想定した相対評価です。評価はメーカー公式の素材・構造・重量・用途説明などをもとに判断しています。
1.モンベル ジオライン L.W.|薄手で重ね着しやすい定番タイプ
雨フェスで普段のTシャツからベースレイヤーへ替えてみたい人には、モンベルのジオライン L.W.が候補になります。
薄手なのでフリースやレインウェアを重ねても着膨れしにくく、会場内を歩き回る場面にも合わせやすいのがメリットです。厚手の防寒着を着るほどではないものの、雨や夕方の冷えが気になる場合にも使いやすく、初めて機能性ベースレイヤーを選ぶ人にも取り入れやすいタイプです。
こんな人におすすめ
- 薄手のベースレイヤーが欲しい
- フリースと組み合わせたい
- 長時間歩く予定がある
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2.Patagonia キャプリーン・ミッドウェイト・クルー|長時間フェス向け
朝から夜まで参加するなど、長時間着続けることを想定するならPatagoniaのキャプリーン・ミッドウェイト・クルーも候補です。
ベースレイヤーとして保温性と汗処理のバランスを取りやすく、寒くなれば上からフリースを追加できます。反対に、活動量が増えたときには厚手の中間着を脱いで調整可能。昼夜の寒暖差があり、重ね着で細かく調整したい雨フェスと相性のよいタイプです。
こんな人におすすめ
- 朝から夜までフェスに参加する
- 汗と寒さの両方が気になる
- レイヤリングを重視したい
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3.THE NORTH FACE エクスペディションドライドット|汗冷え対策を優先
会場内を歩き回るなど運動量が多い人は、THE NORTH FACEのドライドット系ベースレイヤーが候補です。
肌面のドライ層と、汗を吸って拡散させる吸水層を組み合わせた構造で、汗を生地表面へ移して乾燥を促す設計です。雨フェスでは外からの雨だけでなく、レインウェア内部の汗も不快感につながります。汗をかきやすい人や移動量の多いフェスで特に検討しやすいタイプです。
こんな人におすすめ
- 汗をかきやすい
- 会場内を長時間歩く
- レインウェア内の蒸れが気になる
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フリース|レインウェアの下に重ねやすい定番の防寒着
涼しい雨の日には、薄手のフリースが使いやすい選択肢です。
フリースは比較的軽く、レインウェアの下に重ねやすいうえ、暑くなったら脱いで調整できます。
特に、
「Tシャツだけでは寒いけれど、本格的な防寒着までは必要なさそう」
という条件に向いています。
例えば、昼間は暖かいものの夕方から冷えてくるフェスなら、昼はバッグに入れておき、寒くなってからフリースを追加する方法があります。
ただし、厚手のフリースはレインウェアの下で窮屈になることがあります。
雨フェスでは、保温性だけでなく重ね着しやすい厚さかどうかも確認しましょう。
雨フェスにおすすめの薄手フリース3選
雨フェスで「Tシャツだけでは寒いけれど、本格的な防寒着までは必要ない」という場合に使いやすいのがフリースです。
今回は、レインウェアとの重ね着を考えて、厚手のフリースよりも軽量性・通気性・中間着としての使いやすさを重視して選びました。
| 商品 | 特徴 | 保温性 | 通気性 | レインウェアとの重ね着 | おすすめ条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| モンベル シャミース ジャケット | 薄手・軽量で使いやすい | ○ | ○ | ◎ | 涼しい・長時間 |
| Patagonia R1 Air ジャケット | 通気性を重視したテクニカルフリース | ○ | ◎ | ◎ | 移動が多い・蒸れ対策 |
| THE NORTH FACE マウンテンバーサマイクロジャケット | 軽量マイクロフリース | ○ | ○ | ○ | 涼しい・夜まで |
※◎○△は商品の絶対的な性能を示すものではなく、雨フェスでレインウェアの下に着る用途を想定した相対評価です。評価はメーカー公式の素材・構造・重量・用途説明などをもとに判断しています。
1.モンベル シャミース ジャケット|薄手で重ね着しやすい
レインウェアの下に着る薄手フリースを探している人に向いているのが、モンベルのシャミース ジャケットです。
薄手ながら保温性を備えたマイクロフリースを使用し、ストレッチ性もあるため、会場内を歩き回る雨フェスでも使いやすいのが特徴です。厚手フリースほどかさばりにくいため、レインウェアとの重ね着もしやすく、「少し寒い日に1枚追加したい」人の候補にしやすいでしょう。
こんな人におすすめ
- 薄手のフリースが欲しい
- レインウェアの下に重ねたい
- コストと機能のバランスを重視したい
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2.Patagonia R1 Air ジャケット|歩き回るフェスの蒸れ対策を重視
雨フェスで歩く時間が長く、暖かさだけでなく通気性も重視したい人にはPatagonia R1 Air ジャケットが候補です。
※中空糸を使用したジグザグ構造を採用しており、メーカー公式では、吸湿発散性・速乾性・通気性を備えたテクニカルフリースとして説明されています。
中空糸を使ったジグザグ構造のフリースで、保温しながら余分な熱を逃がしやすいよう設計されています。
※中空糸を使用したジグザグ構造を採用しており、メーカー公式では、吸湿発散性・速乾性・通気性を備えたテクニカルフリースとして説明されています。
雨の日はレインウェアを重ねることで内部が蒸れやすいため、通気性の高さはメリット。都市型フェスやステージ間の移動が多い人にも合わせやすいフリースです。
こんな人におすすめ
- 会場内をよく歩く
- レインウェア内の蒸れが気になる
- 防寒性と通気性を両立したい
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3.THE NORTH FACE マウンテンバーサマイクロジャケット|保温性と使いやすさのバランス
フリースらしい暖かさと使いやすさを重視するなら、THE NORTH FACEのマウンテンバーサマイクロジャケットも候補です。
軽量なマイクロフリースを使用し、アウトドアで中間保温着として使える設計になっています。R1 Airほど通気性を最優先したタイプではありませんが、肌寒い雨の日や夕方以降の冷え対策として使いやすいのが特徴。昼から夜まで参加する雨フェスの中間着として検討しやすい1着です。
こんな人におすすめ
- フリースらしい暖かさが欲しい
- 昼から夜まで参加する
- 普段使いもできる防寒着が欲しい
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化繊インサレーション|寒い・雨が続くフェスの防寒着
寒さが強くなる場合は、化繊のインサレーションジャケットも選択肢になります。
薄手の長袖やフリースより高い保温性が必要になる条件があるためです。
例えば、
- 気温が低い
- 夜まで参加する
- 山間部
- 雨が長時間続く
- 待機時間が長い
といった場合に検討できます。
ただし、保温性を優先して厚いものを選ぶと、レインウェアを重ねたときに腕や肩が動かしにくくなる可能性があります。
そのため、雨フェスではレインウェアの中に収まる厚さと動きやすさを確認して選びましょう。
寒い雨フェスにおすすめの化繊インサレーション3選
フリースだけでは寒さが心配な場合は、化繊インサレーションを検討します。
化繊わたを使用した中間着は保温性を確保しやすく、雨が降るアウトドア環境でも使いやすいのが特徴です。
ただし、今回の記事では冬用の本格防寒着ではなく、雨フェスでレインウェアの下に着られることを重視して選びます。
| 商品 | 特徴 | 保温性 | 通気性 | 収納性 | おすすめ条件 |
| モンベル サーマラップ ジャケット | 軽量な化繊中間着 | ◎ | ○ | ◎ | 寒い・夜まで |
| Patagonia ナノ・パフ・ジャケット | 軽量・コンパクト | ◎ | △~○ | ◎ | 低温・待機時間 |
| THE NORTH FACE ベントリックスジャケット | 通気性のある化繊中間着 | ◎ | ◎ | ◎ | 移動+寒さ |
※◎○△は商品の絶対的な性能を示すものではなく、雨フェスでレインウェアの下に着る用途を想定した相対評価です。評価はメーカー公式の素材・構造・重量・用途説明などをもとに判断しています。
1.モンベル サーマラップ ジャケット|軽量性を重視する人向け
フリースでは少し寒いものの、厚手の防寒着までは必要ない人には、モンベルのサーマラップ系ジャケットが候補です。
化繊わたを使った中間着で、保温性を確保しながら軽量に持ち運びやすいのがメリット。昼間はバッグに入れておき、夕方以降に気温が下がったら追加する使い方にも向いています。山間部や夜まで参加する雨フェスで、予備の防寒着を持っておきたい人に合わせやすいタイプです。
こんな人におすすめ
- フリースより暖かいものが欲しい
- 夜まで参加する
- 持ち運びやすさを重視する
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2.Patagonia ナノ・パフ・ジャケット|寒さと携帯性を重視
寒さへの備えを優先しつつ、コンパクトに持ち運びたい場合はPatagoniaのナノ・パフ・ジャケットも選択肢になります。
化繊インサレーションを使用した軽量ジャケットで、必要になるまで携帯して寒くなったら追加する使い方ができます。雨フェスでは昼夜の気温差が大きいこともあるため、昼間は着ず、夜の待機時間や気温低下に備えて持っておきたい人に向いています。
こんな人におすすめ
- 夜間の冷えが心配
- 待機時間が長い
- 保温性と携帯性を重視したい
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3.THE NORTH FACE ベントリックスジャケット|動きながら着たい人向け
寒さ対策をしながら会場内を歩き回るなら、THE NORTH FACEのベントリックスジャケットが有力候補です。
スリット入りの化繊中わたを採用し、運動時には通気を促し、停滞時には保温性を確保することを狙った設計です。スタッフサック付きで携帯もしやすいため、昼夜の寒暖差にも対応しやすいのが特徴。寒い・風がある・長時間・移動が多いという条件が重なる雨フェスに特に合わせやすい1着です。
こんな人におすすめ
- 寒い雨フェスに参加する
- 会場内をよく歩く
- 保温性だけでなく蒸れにくさも重視したい
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薄手ダウン|気温が低い・夜まで参加する雨フェス向け
気温が低い場合や夜間の待機が長い場合は、薄手ダウンも防寒着の候補になります。
軽量で収納しやすく、必要になったときだけ取り出して着られる商品が多いためです。
一方で、雨フェスでは濡れへの注意が必要です。
レインウェアの下に着る場合でも、着脱時や荷物の中で濡れる可能性があります。
そのため、
「雨の日だからダウンは絶対NG」
と考える必要はありませんが、濡らさないための管理を前提に使うことが大切です。
低温・夜間・待機時間が長いなど、保温性を優先したい条件で検討しましょう。
雨フェス向け防寒着4タイプを比較|フリース・化繊・ダウンの違い
4タイプの特徴を比較すると、次のようになります。
| 防寒着 | 保温性 | 蒸れにくさ | 動きやすさ | 収納性 | 濡れへの対応 | 向いている条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 薄手長袖 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | 暖かめ・短時間 |
| フリース | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 涼しい・長時間 |
| 化繊中間着 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | 寒い・雨が続く |
| 薄手ダウン | ◎ | ○ | ○ | ◎ | △ | 低温・夜間・待機 |
※商品によって素材・保温性・重量などは異なります。
迷った場合は「一番暖かいもの」ではなく、自分の参加条件に必要な保温性を確保できるものから選びましょう。
雨フェスの防寒着選びで失敗しない5つのチェックポイント
防寒着の種類が決まっても、暖かさだけを見て商品を選ぶのはおすすめできません。
雨フェスでは、レインウェアと重ねて長時間着ることを前提に選ぶことが重要です。
①レインウェアの下に重ね着できる厚さか
最初に確認したいのが、防寒着の厚さです。
単体ではちょうどよくても、レインウェアを重ねると窮屈になる場合があります。
特に肩・腕・脇まわりが窮屈になると、長時間のフェスでは動きにくくなります。
可能であれば、防寒着とレインウェアを実際に重ねて確認しましょう。
②暑すぎて汗をかきすぎないか
防寒着は、暖かければ暖かいほどよいわけではありません。
歩き回るフェスでは、厚着すると汗をかくことがあるためです。
汗で衣類が湿った状態で休憩すると、かえって寒く感じる場合もあります。
実体験|昼間にかいた汗で、夕方になって余計に寒くなった
昼頃に蒸し暑くなったとき、かなり汗をかいたにもかかわらず、そのままの服装で過ごしてしまったことがあります。
昼間は暑かったので気にならなかったのですが、夕方になって気温が下がってくると、汗で湿った衣類のまま過ごしていたこともあり、急に寒さを感じるようになりました。
この経験から、雨フェスでは外からの雨だけでなく、自分がかく汗にも注意が必要だと感じています。
そのため、必要以上に着込まず、暑くなったら脱げる服装にしておきましょう。
③レインウェアを重ねても動きやすいか
雨フェスでは、
- 長時間歩く
- 荷物を背負う
- 腕を上げる
- ステージ間を移動する
など、意外と体を動かします。
そのため、普段着として暖かくても、動きにくい防寒着は使いにくいことがあります。
レインウェアを重ねても肩や腕を動かせるかまで確認しましょう。
④脱いだ防寒着をコンパクトに収納できるか
朝から夜まで参加する場合は、収納性も重要です。
昼は暑く、夕方から寒くなることがあるためです。
実体験|脱いだフリースがバッグを圧迫した
気温が上がって暑くなったため、着ていたフリースを脱いでバッグにしまったことがあります。
ところが、フリースを入れるとバッグが大きく膨らみ、荷物の出し入れがしにくいうえ、会場内を移動するときにも邪魔に感じました。
防寒着を選ぶときは暖かさばかり気にしていましたが、この経験から、朝から夜まで参加するフェスでは「脱いだあとにどう持ち歩くか」まで考えて選ぶことが大切だと感じました。
それ以来、長時間の野外イベントでは保温性だけでなく、軽さや収納したときのサイズも確認するようにしています。
長時間参加する場合ほど、軽量でコンパクトに収納できる防寒着が便利です。
⑤防寒着が雨で濡れた場合も想定しているか
雨フェスでは、「防寒着は絶対に濡れない」と考えないほうが安全です。
レインウェアを着ていても、着脱時や荷物の出し入れで濡れることがあります。
特に予備として持ち歩く防寒着は、防水袋などに入れておくと雨から守りやすくなります。
防寒着そのものだけでなく、持ち運んでいる間にどう濡らさないかまで考えておきましょう。
着替えたあとの濡れたTシャツや靴下、防寒着は、乾いた衣類と分けて収納して持ち帰りましょう。濡れ物の仕分け方や収納方法は、「雨フェスで濡れた服・タオル・荷物を持ち帰る方法」で詳しく解説しています。
雨フェスの気温・時間帯別|レインウェアの重ね着例

雨フェスでは、一日中同じ服装で過ごそうとしないことがポイントです。
天候や気温に合わせて、防寒着を足したり脱いだりするほうが調整しやすいためです。
実体験|「脱ぎ着できる場所」を先に確認すると体温調節が楽になった
これまで雨の日の野外イベントで何度か服装に失敗した経験から、最近は防寒着そのものだけでなく、会場内で服を脱ぎ着しやすい場所も確認するようにしています。
例えば屋根のある休憩場所などを見つけたら、暑くなる前に防寒着を脱ぎ、夕方になって冷えてきたら再び着る、といった具合です。雨の中で無理に着替えるよりも、雨を避けられる場所でこまめに調整したほうが快適に過ごせました。
そのため、会場マップを見るときはステージやトイレだけでなく、屋根のある休憩スペースなど、雨を避けながら服装を調整できそうな場所もチェックしておくと役立ちます。
都市部+小雨+昼間|Tシャツ・薄手長袖+レインウェア
比較的暖かい都市型フェスなら、
Tシャツ・ベースレイヤー
↓
必要なら薄手長袖
↓
レインウェア
程度から考えます。
歩く時間が長い場合は、厚着しすぎないようにしましょう。
雨+涼しい+夕方まで|薄手フリース+レインウェア
涼しく雨が続く場合は、
ベースレイヤー
↓
薄手フリース
↓
レインウェア
という組み合わせが考えられます。
暑くなったらフリースを脱ぎ、寒くなったら再び着ることで調整します。
山間部+雨+夜まで|フリース・化繊+レインウェア
山間部で夜まで参加する場合は、
ベースレイヤー
↓
フリース・化繊などの中間着
↓
レインウェア
といった重ね着を検討します。
特に夕方以降の気温低下や風が予想される場合は、昼間から厚着するのではなく、追加できる防寒着を用意しておくと調整しやすくなります。
雨フェスの防寒・服装で失敗しやすい4つのパターン
レインウェアだけで寒さを防ごうとする
レインウェアは雨や風への対策として役立ちますが、十分な保温性があるとは限りません。
寒い条件では、防寒着と組み合わせて考えましょう。
寒さが心配で最初から厚着する
最初から厚着すると、会場までの移動やステージ間の移動で汗をかくことがあります。
「寒くならないように全部着る」より「寒くなったら追加する」ほうが調整しやすくなります。
気温だけを見て防寒着を決める
天気予報の気温だけで服装を決めると、雨や風、時間による変化を見落とします。
この記事で紹介した、
雨・地面・時間・気温・風
の5条件を確認して判断しましょう。
防寒着を着た状態でレインウェアを試着していない
意外と起こりやすいのが、重ね着したときのサイズ問題です。
普段着の上ならちょうどよいレインウェアでも、フリースなどを着ると窮屈になる場合があります。
本番前に実際の組み合わせで試着しておきましょう。
FAQ|雨フェスの防寒着・レインウェア選び
Q1. レインウェアの下にフリースを着てもいい?
はい。寒さが気になる場合は、レインウェアの下にフリースを重ねる方法があります。
ただし、厚手すぎると動きにくくなったり蒸れたりするため、薄手で重ね着しやすいものが使いやすいでしょう。
Q2. 雨フェスでダウンを着てもいい?
寒い条件では選択肢になります。
ただし、雨フェスでは着脱時などに濡れる可能性があるため、濡らさない工夫が必要です。
低温・夜間・長時間待機など、保温性が必要な条件で検討しましょう。
Q3. 雨フェスで10℃くらいなら何を着ればいい?
10℃という数字だけで決めるのはおすすめできません。
雨・風・参加時間・活動量によって必要な防寒量が変わるためです。
例えば雨と風があり、夜まで長時間参加するなら、フリースや化繊中間着などをレインウェアの下に重ねる方法があります。
Q4. 雨フェスで夜だけ寒くなる場合は何を着る?
昼間から厚着するのではなく、夕方以降に追加できる防寒着を持っていくのがおすすめです。
薄手フリースやコンパクトに収納できる中間着なら、必要になるまでバッグに入れておけます。
Q5. 雨フェスはフリースと化繊ジャケットのどちらがいい?
涼しい程度なら薄手フリース、より寒さが強い条件では化繊の中間着などを検討するとよいでしょう。
ただし、防寒着単体で決めず、雨・気温・風・時間・活動量まで合わせて判断してください。
まとめ|雨フェスの防寒着は気温だけでなく5つの条件から選ぼう
雨フェスで寒さが心配な場合は、「寒いから厚着する」だけで防寒着を決めないことが大切です。
確認したいのは、次の5条件です。
- 雨:強さとどのくらい続くのか
- 地面:舗装・芝・土・山間部など、どのような環境か
- 時間:短時間か、朝から夜まで参加するのか
- 気温:どの程度まで下がるのか
- 風:風による冷えが考えられるか
この5条件を確認したうえで、
ベースレイヤー
↓
必要な防寒着
↓
レインウェア
という重ね着を基本に考えます。
比較的暖かく短時間なら薄手の長袖、涼しい雨ならフリース、さらに寒い条件では化繊の中間着や薄手ダウンなどを検討するとよいでしょう。
そして、雨フェスで重要なのは「一番暖かい服を選ぶこと」ではありません。
昼は暑くても夜になると寒くなることがありますし、歩いているときとステージ前で待っているときでも寒さの感じ方は変わります。
そのため、
その日の「雨・地面・時間・気温・風」に必要な防寒性を確保しながら、暑くなったら脱ぎ、寒くなったら追加できる服装にする。
これを基本にすると、自分の参加条件に合った防寒着を選びやすくなります。
雨フェス全体の服装を決めたい場合は「雨フェスの服装|雨・気温・風・地面・時間で選ぶ基本ガイド」を、寒さ対策には「雨フェスの防寒の選び方」を、防寒着の上に着るレインウェアを比較したい場合は「雨フェスのレインウェア比較記事」を、参考にしてください。
参考文献・引用元
- モンベル:秋・冬のアンダーウエア選び方ガイド
- モンベル:ジオライン L.W. ハイネックシャツ Men’s
- Patagonia:キャプリーン・ミッドウェイト・クルー
- THE NORTH FACE公式(Goldwin):商品情報
- Patagonia公式:商品情報
- 気象庁:「最新の気象データ」
- 厚生労働省:「低体温症予防」
- 厚生労働省:「低体温症チェック項目」
著者プロフィール
著者:旅男(タビオ)
普段はごく普通の会社員。年に数回、野外フェスや野球観戦、野外ライブに出かけるのが楽しみ。
過去に猛暑での熱中症寸前や、ゲリラ豪雨での全身濡れねずみ&荷物水没など、数々の痛い目を経験。「二度と現地で後悔したくない!」という思いから、事前準備と便利グッズの検証を極めるようになる。ガチのアウトドア派ではなく、初心者目線で「とにかく当日に困らない最適解」を発信中。


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