雨予報の野外フェスでは、着替えやタオル、防寒着などを準備すると、どうしても荷物が増えます。
「全部リュックに入れて持ち歩くのは重い……」
「でも、必要なものをクロークに預けたら困りそう」
「帰りの着替えだけは濡らしたくない」
そんなときに便利なのが、荷物を「クローク用」と「会場内持ち歩き用」に分ける方法です。
ただし、単純にバッグを2つ用意すればよいわけではありません。
結論からいうと、仕分けの基準は、
「何を持っていくか」ではなく「いつ使うか」
です。
このサイトでは雨フェスの準備を、
①雨
②気温
③風
④地面
⑤時間
の5条件で考えます。
今回の2バッグ仕分けでは、特に重要なのが⑤時間です。
例えば、防寒着を持っていくとしても、
「昼から使う」
のか、
「帰りだけ使う」
のかで、入れるバッグは変わります。
この記事では、すでに準備した荷物を、
クロークに預ける荷物
と
会場内で持ち歩く荷物
にどう分ければよいのか、5条件に沿って解説します。
この記事で分かること
- 雨フェスの荷物をクローク用と会場内用に分ける基準
- 荷物を「いつ使うか」で仕分ける方法
- 雨・気温・風・地面・時間による収納先の決め方
- 着替え・タオル・防寒着などをどちらのバッグに入れるべきか
- 荷物を減らして雨フェスを身軽に動くコツ
まだ雨フェスへ何を持っていくか決まっていない方は、先に「雨フェスの持ち物を5条件から選ぶ方法」で必要な持ち物を整理してください。この記事では、その後に「どの荷物をクロークへ預け、どの荷物を会場内で持ち歩くか」を解説します。
この記事は筆者の雨天野外イベント経験をもとに、荷物を雨・気温・風・地面・時間の5条件で整理しています
- 雨フェスの荷物は「いつ使うか」でクローク用・会場内用に分ける
- 雨フェスの2バッグ仕分けは「3つの質問」で決める
- 【条件⑤時間】雨フェスの荷物は「いつ使うか」で収納先を決める
- 【条件①雨】雨フェスでは「使用中」と「帰り用」の荷物を分ける
- 【条件②気温】雨フェスの防寒着は使う時間で収納先を決める
- 【条件④地面】芝・土・ぬかるみでは替えの靴下を使う時間で分ける
- 【条件③風】強風時は防寒着を使う時間が早まることもある
- 雨フェスの5条件でクローク用・会場内バッグを仕分ける
- 雨フェスのクローク用バッグに入れる荷物と選び方
- 雨フェスの会場内バッグは「使う荷物だけ」に絞る
雨フェスの荷物は「いつ使うか」でクローク用・会場内用に分ける
雨フェスの荷物を分けるときは、まず次の2種類に分けます。
クローク用バッグに入れるもの|帰りまで使わない荷物
クローク用バッグには、フェス中は基本的に使わず、後で必要になるものを入れます。
代表的なのは、
- 帰りの着替え
- 替えの靴下
- 予備のタオル
- 帰り用の防寒着
- 会場内では不要な荷物
です。
ポイントは、
「必要なもの」ではなく「今は使わないもの」
を入れることです。
例えば防寒着が必要でも、午後から使う予定なら、クロークに預けると途中で取りに行く必要があります。
その場合は、会場内バッグに入れる方が合理的です。
※クロークの有無、料金、サイズ、出し入れ可否、受付時間はフェスごとに異なるため公式案内を確認してください。
会場内バッグに入れるもの|フェス中に使う荷物
会場内バッグには、フェス中に取り出す可能性が高いものだけを入れます。
例えば、
- スマートフォン
- 財布・決済手段
- モバイルバッテリー
- 必要な雨具
- 使用中のタオル
などです。
必要なものを絞ることで、会場内の荷物を軽くしやすくなります。
雨の日は足元が悪くなったり、レインウェアを着たりするため、普段より荷物の重さを負担に感じやすくなります。
だからこそ、使わないものを持ち歩かないことが重要です。
体験談|雨フェスで荷物を持ちすぎて失敗した話
初めて雨フェスに参加したときは、「雨だから念のため」と、着替えやタオルなどいろいろな物をリュックに詰め込んでいました。
ところが、フェス中はリュックがかさばって重く、ただでさえ雨に濡れて体力を使ううえ、足元は泥で歩きにくい状態。重い荷物を背負って移動するだけでも、想像以上に疲れました。
しかも、終わってみると一度も使わなかった物がいくつもありました。
この経験から、雨フェスでは「念のため」で何でも持ち歩くのではなく、会場内で本当に使う物だけに絞るようになりました。特に足元の悪い会場では、荷物をコンパクトにするだけでも無駄な体力を使わずに済むと感じています。
雨フェスの2バッグ仕分けは「3つの質問」で決める
荷物をどちらへ入れるか迷ったら、次の3つの質問で判断します。

質問① フェス中に使うなら会場内バッグへ
YESなら、会場内バッグです。
例えば、
- スマートフォン
- 使用中のタオル
- 雨具
- モバイルバッテリー
などです。
質問② 帰りまで使わないならクロークへ
YESなら、クローク側です。
例えば、
- 帰りの着替え
- 替えの靴下
- 予備のタオル
- 帰り用の防寒着
などです。
質問③ 濡れたら困る荷物は収納後に防水する
YESなら、収納先を決めたあとに別途防水します。
ここで重要なのは、
「どこに入れるか」と「どう濡らさないか」は別問題
ということです。
今回の記事では収納先までを扱います。
収納先を決めたあとは、スマートフォンや帰り用の着替えなど、濡らしたくない物に防水対策をします。バッグ本体・レインカバー・防水袋の使い分けは、「雨フェスでバッグの中身を濡らさない方法」で詳しく解説しています。
【条件⑤時間】雨フェスの荷物は「いつ使うか」で収納先を決める
今回の5条件で最も重要なのが時間です。
なぜなら、同じ荷物でも「いつ使うか」によって収納先が変わるからです。

短時間の雨フェスなら1バッグでも対応できる
2〜3時間程度の短時間参加で、持ち物が少ないなら、無理にクロークを使う必要はありません。
例えば、
- スマートフォン
- 財布
- タオル
- 雨具
程度で済むなら、会場内バッグ一つで対応できる場合があります。
ここで重要なのは、
2バッグにすること自体を目的にしないこと
です。
荷物が少なければ、1バッグの方がシンプルです。
半日参加は「途中で使うか」で荷物を分ける
半日参加になると、荷物が増えやすくなります。
例えば、防寒着や予備のタオルを持っていく場合、
「途中で使う可能性が高い」
なら会場内へ。
「帰りだけ使う」
ならクロークへ。
このように、使用タイミングを先に決めると迷いにくくなります。
朝から夜までのフェスは使用時間ごとに荷物を分ける
終日参加では、昼と夜で必要なものが変わります。
例えば防寒着。
昼は不要でも、夜には必要になることがあります。
この場合、
- 夕方にクロークへ取りに行ける
- クロークが会場動線上にある
なら預けてもよいでしょう。
一方、
- クロークが遠い
- 再入場や出し入れが面倒
- 夕方に確実に使う
なら、会場内バッグへ残した方が便利です。
つまり、
「帰りまで使わない」ではなく「次に使うのは何時か」
まで考えると、仕分けの精度が上がります。
【条件①雨】雨フェスでは「使用中」と「帰り用」の荷物を分ける
次に重要なのが雨です。
雨が強いほど、会場内で使うものと帰りまで残したいものを分ける意味が大きくなります。
小雨・短時間なら荷物を増やしすぎない
小雨で短時間なら、着替えや予備品を大量に準備する必要はない場合があります。
そのため、クローク用バッグ自体が不要になることもあります。
まずは持ち物を増やしすぎないことが優先です。
本降りなら帰り用の着替えをクロークへ分ける
本降りでは、服や靴下が濡れる可能性があります。
そこで、
会場内で使うもの
と
帰りまで残しておくもの
を分けると安心です。
特に帰りの着替えは、フェス中に使わないならクローク側へ入れます。
これにより、会場内で持ち歩く荷物を減らしつつ、帰り用の乾いた衣類を残しやすくなります。
大雨でも予備の着替え・タオルを全部持ち歩かない
大雨になると、
「念のためタオルを多めに」
「着替えも多めに」
と荷物が増えがちです。
しかし、それを全部会場内へ持ち込むと、バッグが重くなります。
そのため、
今使うもの
と
後で使うもの
を分けることがより重要になります。
雨が強いほど、2バッグの目的は荷物を増やすことではなく、会場内の荷物を減らすことです。
【条件②気温】雨フェスの防寒着は使う時間で収納先を決める
気温は、2バッグ仕分けでは中程度に重要です。
特に判断が難しいのが防寒着です。
昼から使う防寒着は会場内バッグへ
気温が低く、日中から防寒着を使いそうなら、クロークへ預けると不便です。
そのため会場内バッグへ入れます。
体験談|フリースをクロークに預けて困った話
標高の高い会場で雨に降られたとき、予想以上に寒く感じたことがあります。
フリースは持ってきていたものの、「まだ使わないだろう」とクロークへ預けていました。しかし、いざ寒くなってもクロークまでは遠く、取りに戻るのがおっくうに。
この経験から、標高が高く雨予報のフェスでは、天気予報の気温だけを見て服装を決めないようになりました。私の場合は寒さへの備えとして、予報の最高気温より10℃ほど低い状況もイメージして重ね着できる服を準備しています。
そして、途中で使う可能性があるフリースなどの防寒着は、できるだけクロークへ預けず、会場内で使えるようにしています。
※10℃は気象上の一般基準ではなく、筆者が準備時に想定している目安です
夜だけ使う防寒着はクロークも選択肢
昼は暖かく、夜だけ冷えそうなら、クロークへ預ける方法があります。
ただし、
「必要になる前に取りに行けるか」
を確認してください。
防寒着そのものが必要かどうかではなく、
必要になるタイミング
で判断します。
帰りだけ使う防寒着はクロークへ
帰りの電車や車で使うだけなら、基本的にクローク側で問題ありません。
このように気温は、荷物を増やす条件というより、収納先を時間で変える条件として考えると分かりやすくなります。
防寒着をクロークへ預けるか会場内で持ち歩くか決める前に、「そもそもどの程度の防寒着が必要なのか」を確認しておくことも大切です。フリース・化繊インサレーション・ベースレイヤーなどで迷っている方は、「雨フェスで寒いときの防寒着の選び方」も参考にしてください。
【条件④地面】芝・土・ぬかるみでは替えの靴下を使う時間で分ける
地面は、今回の記事では補助条件です。
ただし、芝・土・ぬかるみの会場では足元が濡れる可能性が高くなります。
そこで迷いやすいのが替えの靴下です。
帰り用の替え靴下はクロークへ
フェス終了後に履き替えるだけなら、クローク側です。
途中で履き替える靴下は会場内バッグへ
長時間の参加で途中交換する可能性が高いなら、会場内バッグへ残します。
つまり同じ「替えの靴下」でも、
帰り用なのか
途中交換用なのか
で収納先が変わります。
地面条件は、持ち物の種類よりも使うタイミングを変える条件として考えましょう。
芝・土の会場で本降りやぬかるみが予想される場合は、替え靴下の準備だけでなく、最初から地面に合った靴を選ぶことも重要です。防水トレッキングシューズや長靴などの使い分けは、「本降り・強風・ぬかるみの雨フェスで履く靴の選び方」で詳しく解説しています。
【条件③風】強風時は防寒着を使う時間が早まることもある
風は、5条件の中では今回の記事への影響が小さい条件です。
そのため、無理に多く説明する必要はありません。
ただし、強風時は体感温度が下がり、防寒着を早めに使う可能性があります。
そのため、
「夜だけ使う予定だった防寒着を、昼から使うかもしれない」
という状況なら、クロークではなく会場内バッグへ残した方がよい場合があります。
風そのものが仕分けを決めるのではなく、気温や防寒着の使用タイミングを変える補助条件と考えれば十分です。
雨フェスの5条件でクローク用・会場内バッグを仕分ける
5条件をまとめると、次のように考えられます。
| 条件 | クローク向き | 会場内向き | 判断例 |
|---|---|---|---|
| 小雨・短時間 | 帰りまで使わない予備品 | フェス中に使う必要最低限の物 | 2〜3時間の参加で使う予定がない予備タオルはクローク。使用中のタオルは会場内へ |
| 本降り・長時間 | 帰りに使う着替え・予備品 | フェス中に使う雨具・タオル | 帰宅前に着替える服はクローク。フェス中に着るレインウェアや使用中のタオルは会場内へ |
| 寒い・夜まで | 夜・帰りだけ使う防寒着 | 昼〜夕方など途中から使う防寒着 | 帰りの電車で着る防寒着はクローク。夕方から冷えそうで会場内で使う予定なら持ち歩く |
| 芝・土・ぬかるみ | 帰りに履き替える靴下 | フェス途中で交換する靴下 | 帰宅前だけ履き替える靴下はクローク。昼過ぎに交換する可能性が高ければ会場内へ |
| 強風 | 夜・帰りだけ使う防寒着 | 風で早めに使う可能性がある防寒着 | 帰りだけ使う上着はクローク。風で体感温度が下がり、昼〜夕方から着そうなら会場内へ |
【仕分け例】朝10時〜夜20時・本降り・芝会場の荷物分け
ここまでの5条件を、実際のフェスを想定して当てはめてみます。
例えば、次のような条件です。
- 朝10時から夜20時まで参加
- 本降りの雨予報
- 芝・土が中心の会場
- 夜は昼より気温が下がる予報
- クロークは利用できるが、ステージエリアから少し離れている

この場合、まず重要なのは「その荷物を次にいつ使うか」です。
クロークに預ける荷物
| 荷物 | クロークにする理由 |
|---|---|
| 帰りの着替え | フェス終了後まで使わない |
| 帰り用の替え靴下 | 帰る前に履き替える予定 |
| 予備のタオル | 会場内で使う予定がなければ持ち歩かない |
| 帰りだけ使う防寒着 | フェス中には使わず、帰宅時だけ使う |
クローク側には、「必要だけれど、フェス中には使わないもの」をまとめます。
本降りだからといって、着替えや予備品をすべて会場内へ持っていく必要はありません。
会場内バッグで持ち歩く荷物
| 荷物 | 会場内にする理由 |
|---|---|
| スマートフォン | チケット表示や連絡などで使用する |
| 財布・決済手段 | 会場内で使用する |
| モバイルバッテリー | 長時間参加なので途中で使う可能性がある |
| レインウェア | 本降り予報なので会場内で使用する |
| 使用中のタオル | 雨や汗を拭くため途中で使う |
| 途中交換用の靴下 | 芝や土がぬかるみ、途中で濡れた場合に使う |
| 夜用の防寒着 | 夜に使う予定があり、クロークが遠いため持ち歩く |
ここで迷いやすいのが、夜用の防寒着です。
「夜に使うなら、それまではクロークでいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、このケースではクロークがステージエリアから離れています。
夜に使うことが分かっているなら、夕方にわざわざ取りに戻るより、最初から会場内バッグに入れておく方が動きやすいでしょう。
反対に、クロークが移動途中にあり、簡単に取り出せる会場なら、夕方まで預けておく選択肢もあります。
つまり、同じ防寒着でも、
「何時に使うか」+「その時間に取りに行きやすいか」
によって収納先が変わります。
クローク用・会場内用の最終仕分け例
クローク
→ 帰りの着替え・帰り用靴下・予備タオル・帰りだけ使う防寒着
会場内バッグ
→ スマートフォン・財布・モバイルバッテリー・レインウェア・使用中のタオル・途中交換用靴下・夜に使う防寒着
そして、スマートフォンや着替えなど濡れたら困るものは、収納先を決めたあとに必要な防水対策をします。
このように5条件は、「持っていく物を増やすため」ではなく、それぞれの荷物をいつ使うのかを整理して、会場内で持ち歩く荷物を減らすために使うと分かりやすくなります。
迷ったら、
⑤いつ使う?
↓
①雨で途中交換する可能性はある?
↓
②いつ寒くなる?
↓
④途中で靴下を替える?
↓
③風で防寒着を早く使いそう?
の順番で考えると分かりやすくなります。
雨フェスのクローク用バッグに入れる荷物と選び方
クローク用の判断基準は単純です。
フェス中に使わないものを入れる。
代表例は次のようになります。
| 荷物 | クローク向きの条件 |
|---|---|
| 帰りの着替え | フェス中に着替えない |
| 替えの靴下 | 帰りだけ使用 |
| 防寒着 | 夜・帰りだけ使用 |
| 予備タオル | 会場中に使わない |
| 大きな荷物 | 会場内で不要 |
ただし、
「使うかもしれないから」
という理由だけで何でもクロークへ入れると、後で取りに戻ることになります。
預ける前に、
このバッグを帰るまで開けなくても困らないか?
と確認してください。
クローク用の着替えは圧縮バッグでコンパクトに収納
帰りの着替えや替えの靴下、防寒着などは、圧縮バッグにまとめるとクローク用バッグを整理しやすくなります。
今回の2バッグ仕分けと相性がよい2商品を比較しました。
| 比較項目 | ELECOM パッキングキューブ S 8L | Thule Compression Packing Cube Small |
|---|---|---|
| タイプ | 圧縮・仕分けタイプ | 軽量・圧縮タイプ |
| 容量 | 約8L | 約3L(圧縮時)/約5L(拡張時) |
| 重量 | 約150g | 約80g |
| 圧縮機能 | ○ | ○ |
| 収納部 | 2気室 | 1気室 |
| 中身の確認 | △ | ◎ 半透明生地 |
| 生地 | CORDURA re/CORファブリック | 100Dリップストップナイロン |
| 撥水性 | ― | ○ 撥水加工 |
| ファスナー | 高耐久ファスナー | YKKジッパー |
| 持ち運び | ハンドル付き | ウェビングハンドル付き |
| 帰りの着替え整理 | ◎ | ○ |
| 靴下・タオルの仕分け | ◎ | ○ |
| 防寒着の収納 | ○ | △ 容量に注意 |
| 軽さ | ○ | ◎ |
| クローク向き | ◎ | ◎ |
| おすすめポイント | 2気室で荷物を分けやすい | 軽く、中身を確認しやすい |
| 向いている人 | 仕分けを重視する人 | 軽さ・視認性を重視する人 |
ELECOM|着替えや靴下を分けて収納したい人向け
ELECOM パッキングキューブ S 8Lは2つの収納部があるため、「帰りの着替え」「替えの靴下・タオル」などを分けて収納できます。
この記事の「いつ使うかで荷物を分ける」という方法と相性がよい商品です。
Thule|軽さと中身の確認しやすさを重視する人向け
Thule Compression Packing Cube Smallは約80gと軽く、半透明なので中身を確認しやすいのが特徴です。
クロークへ預ける直前に、必要な物まで入れていないか確認しやすいのもメリットです。
ELECOMとThuleはどちらがおすすめ?
仕分けしやすさを優先
→ ELECOM
軽さ・中身の確認しやすさを優先
→ Thule
どちらも完全防水を目的としたバッグではありません。濡らしたくない着替えなどは、収納先を決めたあとに別途防水対策をしてください。
雨フェスの会場内バッグは「使う荷物だけ」に絞る
会場内バッグでは、逆の考え方をします。
使う可能性が高いものだけを残す。
例えば、
- スマートフォン
- 財布・決済手段
- モバイルバッテリー
- 使用中のタオル
- 必要な雨具
- 途中で使う防寒着
です。
ここで重要なのは、
バッグの大きさを先に決めないこと
です。
「このリュックに入るだけ持とう」
ではなく、
使うものを選ぶ
↓
必要な容量が決まる
という順番にします。
体験談|フェス会場によって休憩用の荷物も変わった
何度かフェスへ行って感じたのが、標高の高い自然の中の会場と都市型の会場では、休憩の取り方も変わるということです。
自然の中のフェスでは、長時間過ごすことを考えて簡易チェアを持っていくと休憩がかなり楽でした。一方、都市型フェスでは大きな椅子を持ち歩かなくても、防水タイプのクッションがあるだけで休憩しやすかったことがあります。
この経験から、フェスの荷物は服装や雨具だけでなく、「会場内でどう歩き、どこで休むか」まで考えて準備することが大切だと感じています。
会場内で休憩するときに使う物なら、クロークへ預けてしまうと意味がありません。休憩用の道具についても「フェス中に使うか」を基準に、持ち歩くか預けるかを決めるようにしています。
リュックとショルダーバッグのどちらを使うか迷う場合は、「雨フェスはリュックとショルダーバッグどっちがいい?」の記事で詳しく解説しています。
フェスのクロークに荷物を預ける前の5項目チェック
仕分けが終わったら、クロークへ預ける前に最終確認します。
スマートフォンを会場内バッグに残したか
スマートフォンを預けてしまうと、チケット表示や連絡などに困る場合があります。
財布・決済手段を手元に残したか
会場内で使う可能性があるため、手元に残します。
レインウェア・雨具を手元に残したか
雨が降っているのにクロークへ預けてしまうと困ります。
途中で使う防寒着を手元に残したか
途中で使う予定なら、会場内側です。
帰るまでクロークを開けなくても困らないか
最後にこれを確認します。
ここでYESなら、仕分けはほぼ完了です。
雨フェスの2バッグ仕分けでよくある5つの失敗
着替えや予備品を全部会場内へ持っていく
着替え、防寒着、予備タオルなどを全部持ち歩くと、会場内バッグが重くなります。
使わないものは預けましょう。
フェス中に使う荷物までクロークへ預ける
逆に、途中で使うものを預けると不便です。
「必要かどうか」ではなく、「いつ使うか」で判断してください。
防寒着を使う時間を決めずに預ける
夜寒くなるからと防寒着を持ってきても、夕方に取りに行けなければ意味がありません。
使用時刻まで考えましょう。
荷物が少ないのに無理に2バッグにする
荷物が少ないなら、1バッグで十分な場合もあります。
2バッグはあくまで会場内を軽くするための方法です。
収納先と防水対策を同時に考えてしまう
「どこに入れるか」と「どう濡らさないか」を一度に決めると複雑になります。
まず収納先を決め、その後に必要な防水を考えましょう。
バッグや中身の具体的な防水方法は別記事で扱っています。
クロークがないフェスで荷物を分ける方法
クロークがない場合でも、考え方は同じです。
「保管しておく荷物」と「会場内で持ち歩く荷物」
に分けます。
例えば車で参加する場合は、帰り用の着替えなどを車に残し、会場内には必要なものだけ持っていく方法があります。
体験談|フェス会場と駐車場が遠くて困った話
雨の山間部のフェスでは、会場が泥で歩きにくくなることがあります。そんなときは、最初からすべての荷物を持ち込まず、必要最低限にするのも一つの方法だと感じました。
車で来場している場合、予備の荷物を車に置いて、必要になったら取りに行くという方法もあります。
ただ、実際には駐車場が会場から遠いこともあり、「必要になったらすぐ取りに行けばいい」と考えていると意外と大変です。時間に余裕がなければ、往復するだけでも負担になります。
そのため私は、場内や会場近くの駐車場なら車を荷物の保管場所として使うことも考えますが、駐車場が遠い場合は「フェス中に取りに戻らなくても困らないか」を基準に荷物を分けるようにしています。
ただし、貴重品を車内や無人の場所に残すのは避けましょう。
また、会場ごとにロッカーや荷物置き場の有無、再入場ルールなどが異なるため、事前に公式案内を確認してください。
雨フェスの荷物を分ける2バッグ仕分けチェックリスト
出発前とクローク預け入れ前に、次を確認しておきましょう。
- 会場内で使うものを決めた
- 帰りまで使わないものを分けた
- 帰り用の着替えをクローク側にした
- 途中で使う防寒着を会場内側にした
- 帰り用と途中交換用の靴下を分けた
- スマートフォン・財布を手元に残した
- 必要な雨具を会場内側にした
- クロークへ預けた後に必要なものがないか確認した
- 2バッグが本当に必要か確認した
雨フェスのクローク・荷物仕分けでよくある質問
雨フェスでは必ず2バッグに分けるべき?
いいえ。
荷物が少ない短時間フェスなら、1バッグでも問題ありません。
2バッグは、会場内で持ち歩く荷物を減らしたいときに使う方法です。
雨フェスの着替えはクロークに預ける?
帰りだけ使うならクローク向きです。
ただし、フェス途中で着替える可能性があるなら会場内へ残します。
防寒着はクロークと会場内バッグのどちら?
使う時間で判断します。
夜や帰りだけならクローク、途中から使うなら会場内です。
替えの靴下はクロークと会場内のどちら?
帰り用ならクローク。
ぬかるみなどで途中交換する可能性が高いなら会場内です。
雨フェスの会場内バッグはどのくらいの大きさ?
先に容量を決めるのではなく、会場内で使うものを絞ってから決めます。
バッグ種類の詳しい選び方は、リュックとショルダーバッグの比較記事を参考にしてください。
クローク用バッグや着替えの防水はどうする?
収納先とは別に考えます。
濡らしたくない荷物やバッグそのものの防水方法は、「雨フェスでバッグを濡らさない方法|防水・レインカバー・防水袋の使い分け」で詳しく解説します。
フェス終了後の濡れた服・タオルはどこへ入れる?
帰り用の乾いた荷物とは分けます。
フェス終了後に濡れた服・タオル・レインウェアが出た場合は、帰り用の乾いた着替えとは分けて収納します。濡れ物・泥物・乾いた物の具体的な分け方は、「雨フェスで濡れた服・タオル・荷物を持ち帰る方法」で詳しく解説しています。
まとめ|雨フェスの荷物は「いつ使うか」でクロークと会場内に分けよう
雨フェスの2バッグ仕分けで最も重要なのは、荷物の種類ではなく使うタイミングです。
クローク側には、
帰りまで使わないもの
を入れます。
会場内側には、
フェス中に使う可能性が高いもの
を残します。
5条件で考えるなら、
①雨:途中交換が必要かを判断する
②気温:防寒着をいつ使うか判断する
③風:防寒着の使用タイミングを補正する
④地面:替え靴下を途中で使うか判断する
⑤時間:すべての収納先を決める中心条件
です。
特に重要なのは⑤時間です。
迷ったら、
「この荷物を次に使うのはいつ?」
と考えてください。
帰りまで使わないならクローク。
フェス中に使うなら会場内。
そして濡れたら困るものは、収納先を決めた後に防水します。
雨フェスの荷物は、たくさん持ち歩くよりも、使うタイミングで分ける。
この考え方だけでも、会場内をかなり身軽に動きやすくなります。
参考文献・引用元
- 気象庁:「最新の気象データ」
- 気象庁:雨の強さと降り方
- 気象庁:天気予報
- FUJI ROCK FESTIVAL ’26:GUIDELINE
- FUJI ROCK FESTIVAL ’26:FAQ
著者プロフィール
著者:旅男(タビオ)
普段はごく普通の会社員。年に数回、野外フェスや野球観戦、野外ライブに出かけるのが楽しみ。
過去に猛暑での熱中症寸前や、ゲリラ豪雨での全身濡れねずみ&荷物水没など、数々の痛い目を経験。「二度と現地で後悔したくない!」という思いから、事前準備と便利グッズの検証を極めるようになる。ガチのアウトドア派ではなく、初心者目線で「とにかく当日に困らない最適解」を発信中。


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